女二人時々男

 

 

一人の女は、
純白のドレスのまま、四つん這いになり男のシャツのボタンを
ひとつひとつ、口を使ってゆっくりはずしていった。

もう一人の女は、
蒼いドレスと、
頭にはちいさなハット帽を止めたまま男の足の上にまたがった。
現れた男の乳房をひと舐めし、固く尖らした舌先を首筋に這わせる。

官能的ステージ
官能的ステージ

 

 

 

純白のドレスの女は、
蒼いドレスの女に遊ばれる男の横で
「あぁ・・・。
  はぁ~ん・・・。」と息をこぼす。


「あっ!
  んんっ・・・。」

と声にならない声を、時々男は発し、
ようやく純白のドレスの女の腰に、

ドレスの中から手を回した。






『鍵盤女(中ムラサトコ・鈴木亜紀))とギターパンダ』ライブ。

決して広くないステージに並ぶこの3人の演奏を
もう、こんな風にしか見えず、
私も時々

「あはぁ~・・・。」

と、
官能をめいた声が漏れた・・・。

(気持ち悪い!とか言うなぁっ~!!)

 

 

相思相愛の男と女のめくるめく、濃いステージを
大阪・ムジカジャポニカという心地良い箱の中で体感。

なんて贅沢で
なんて最幸な
時間・・・。

ほんとに最幸だった…。

中ムラサトコ・鈴木亜紀・ギターパンダ。





6年前、隣町のやまを駆け上ればそこに海岸が広がる…。
そんな場所で行われたヒッピーが集まる「太陽と月の祭り」。
山の上から、ジャンベを叩きながら一人の女が 
~ぞくり~
とする声を発しながら下りてきた。
彼女が誰なのか・・・何も知らないまま3年が経ち、
私は三重県の『月の庭』にいた。
ある女のライブが催されていた。
私によく似た女が、鍵盤を弾きながら
~ぞくり~とする声を発しながら歌を歌う。

ライブが終わり、彼女と話しをする。
「愛媛?私も3年位前に愛媛に行ったことあるよ。」
この一言で、私をあの日、
~ぞくり~
とさせた女が、中ムラサトコであることを知る。

これが 中ムラサトコとの  出逢い









ひとつのテーブルに、中ムラサトコ・山川ノリヲ・Naomiキャンベルが揃う。
この時、三重県亀山にある、月の庭『岡田昌』の話になる。
実はノリヲさん。あちらこちらのイベント会場で昌さんに出会っており
「いつか月の庭にも遊びに。」と言ってくれていたらしい。
知らなかった。
昌さんとノリヲさんが出会っていたなんてね。

昌さんの死を知ったときの状況を中ムラサトコは
そのときを思い出すように、ゆっくり話してくれた。

そして私は、山川ノリヲを前に、昌さんが昇天した日、
今治ではギターパンダのライブを催していたことを初めて話した。

ノリヲさんは私をまっすぐ見たまま、うなずいていた。

昌さんとのかかわりの大きさとか太さとか、多さとか
そういうの関係なしで、その人の心に『種』をおく。
『岡田昌』とはそういう人。

そういう人なんだ…ということを教えてくれたのは昌さんの『死』なのだ。
いつかは皆、平等におとずれる最幸の自由『死』をもって。


そんなことをおもうと、昌さんに限らず
中ムラサトコという人間も山川ノリヲがギターパンダであることも
愛すれば愛するほどに私の心に『種』をおく。

大切なのだ。
どの時も。
どんな『事』も。

昌さんが愛したのは『人』。
最もリアリティの中の現存。

http://www.kabukimasazo.net/


そして来年、中ムラサトコ・鈴木亜紀が今治に・・・来る・・・かも♪

ムジカジャポニカの主
ムジカジャポニカの主
中ムラサトコ・山川ノリヲ
中ムラサトコ・山川ノリヲ
なくなる3ヶ月前の踊る歌舞伎昌三
なくなる3ヶ月前の踊る歌舞伎昌三