2010年

10月

04日

牛一頭が引出物の結婚式 in 八方園

9月19日。
東京は白金『八方園』という

サービスも料理も

何もかもが素晴らしすぎて

ため息しか出ない会場での披露宴に、

私、寝袋持参で上京。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2006年春。
『ボランティアっていったいなんなんだろう・・・。』
そんなことを思いながら過ごしていた20代後半。
一枚のチラシ『カンボジアボランティア体験』に飛びついた。
電気も水道もない村で3泊4日。
電気も水道もない村で3泊4日もすごせる。
なんとなく面白そうだったから飛びついたそのツアーで
まさかこんなにも続く物語に出会うことになるとはその時の私は知らない。

はじめてみる景色ばかりだった。

外人を見つけたら悲しい顔色して手を出してくる子供も
片足や腕のない大人がたくさんいることも
地雷をみるのも
豚の肉を買うともれなくギンバエもついてくる市場も
終始吐きそうになるゴミの山で楽しそうに遊ぶ子供も
何もかもはじめてみる景色を同じ時期に共有した仲間。


2006年に出逢った仲間『竜』と『美和』が結婚する。

美ぃ子に「どのタイミングで泣いてるの?」と不思議な顔して聞かれるくらいに私は一人で泣いていた。
和の人前式から出席し、竜が紋付袴で美和を見守りながらゆっくり入場したとき。
披露宴 内掛けで竜の後ろをゆっくりとついていく美和とを見たとき。
お母さんと腕を組む竜。
なくお母さんの頭を「泣くことないだろう。」というようになでる竜を見たとき。

二人がであったカンボジアのスライドショーからフィリピン・大島での映像。
それを見終った時、仲間の一人『シン』が目頭を押さえていた。
カンボジアの旅に、あいのり気分で参加していたシン。
『美和は俺のことが好きなんじゃないの?』と勘違いしていたかわいい子。
みんなに笑われていたシンが目頭を押さえていた。

うれしかったなぁ。

ほんとに嬉しかったのは続いていくこと。

カンボジアという決してきれいでも楽しいことばかりでもない国に私は行って
そこに竜がいて、美和がいてシン達みんながいた。
みんながいて、そして竜と美和はものすごい確立の中で出逢って。
その場所に、私たちは居合わせれた。

 

2006年春。
それぞれの人生の中でカンボジアという国で考えても
あの10日間はただの『一片』でしか過ぎないことだけれども
あの10日間が6年後、こんなにも涙が止まらない出来事になったこと。続いたこと。

そして必ず2010年9月19日はこれからまた誰かの物語へと続く。

カンボジアの10日間がず~っとず~っと続く。

二人に子供ができてその子はまた誰かと恋をして子供を作る。
「おじいちゃんとおばあちゃんはね、カンボジアって国で出会ったんだよ。」
そんなことも知られなくなるまで二人の続きは続いていくんだ。

これも全部、きれいでも決して楽しいことばかりでもない国『カンボジア』があったからこその未来。

素敵な一日。幸せな一日。

ありがとう。
竜。美和。

 

追伸:『私たちを出会わせてくれたカンボジアの村に牛一頭を引出物の一部として寄付させてください。』とあった。
一つ一つを、とても大切にする二人で嬉しかったです。