2012年

6月

06日

とおり とおり その冬里~

「とおり とおりその冬里~♪」とサトちゃんに歌われていた工藤冬里(とおり)さんが2部始まる前に私の前にヌボっと立って 
「即興でラップ出来る?」と聞いてきた。 

なにやらせる気じゃっ!

 ラップなんてしようと思ったことなんて1度もないわっ!

即座に首を大きく左右に降って、田中戸店主アキ君を指差し、 
「あの子は出来るはず」と言ってみた。
アキ君は自分で綴っていた詞(まるで浪曲)を手にし、つらつら詠みはじめ 私は「ふ~ん」と思いながら立ったまま目をつむって聞いていた。

次の瞬間 

ズボっと手になにか握らされた。 

マ、マイクッ~w(゜o゜)w 
ぎぇ~!工藤冬里~!!

冬里さんは平気な顔してサトちゃんの足踏みオルガンの前に座り、サトちゃんは相変わらず太鼓をたたき続けていた。 

しょうがない…
やるか…

 やってみるか…

やった。

やってみた。
詞連ねてラップった…
ちょいちょい『だから隣のおじさん、私は娼婦じゃないってば』て詞をはさみながら…(笑)

みんなの顔を見ながらは怖くて恥ずかしくて出来そうもなかったから目をずっとつむったまま。
ただ立ってるだけなのに3日分の汗が出た… 

ちらりと冬里さんを見ると、それはそれは楽しそうに鍵盤をバンバン叩いていて私は嬉しくなって汗がひいた(笑) 


「とても、とてもリアリティーだったね。」とLive後に冬里さんが聞いてきたから 
「全部実話です。」と恥ずかしく答えたら今度は 
「何度かしたことあるの?ああいう事」と聞いてくれたから 
「初めてよ~!ないわ~!人生初よ~!」と声あげたら
「わっ!決定的瞬間だ!決定的瞬間にいたんだ!」と手足をばたつかせていた。 

この人はほんとに素晴らしいアーティストだと思う。 
ホゲ~とした顔してるくせに。なのにだ。 

『とおり とおりその冬里』さんのおかげで私は37年目にして思わん初体験をさせてもらった。 

人間の可能性は宇宙の大きさ。